講師

柿花隆昭氏

東京大学医学部附属病院バイオデザイン部門 特任助教

桐山皓行氏

東京大学医学部附属病院バイオデザイン部門 特任助教
スタンフォード大学バイオデザイン グローバルファカルティ

医療機器開発において観察結果から問題点の抽出を行い、ニーズステートメントを整理する、ニーズ調査やニーズクライテリア作成までを実践しました。
医師とエンジニアで2チームを作り、それぞれのチームにコアメンバー1人が入って進めました。

ニーズステートメントの作成

参加者全員が同じ症例の術式をVRゴーグルで確認しました。
40代男性が交通事故に事遭い、外傷性気胸で胸腔ドレーンを施したが、空気漏れ消失せず、入院6日間。挿入部に痛みが出て移動制限による苦痛が続くという、症例の術式をVRゴーグルで確認しました。

ニーズステートメント作成のコツは、ターゲットを明確にし、ソリューションを含まないで考えること、価値を定量化して記述すること、因果関係を明確にすること、「Y(対象者)にとって、Z(目的)をもたらすために、X(解決すべき課題)する方法」を一文にすることです。

ニーズのスコーピングは、上流(防ぐ方法)、下流(〜しなければいい)という、「上流が解決すれば下流は包括して解決される」という考え方で行います。

これらを踏まえて、各グループでワークを行いました。